音ゲー共通テスト2022 解説

お久しぶりです。なにぬねです。

今年の7月に「音ゲー共通テスト2022」という、アーケード音楽ゲームの大学入学共通テスト風テストを作成しました。

Twitterのみでの告知でしたが、多くの方に回答して頂けて大変嬉しく思います。ありがとうございます!

今でもテストを受けられるので、まだ回答していない方はぜひお願いいたします!

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今回はこちらのテストの解答状況の確認、問題解説をしていこうかと思います。

8月くらいには解説を書こうと思っていたのですがすっかり忘れていました...すみません

 

・解答状況

解答者:31人

平均点:73.61点 / 100点

最高点:100点 / 100点(2人)

(2022/12/10時点)

 

解答者31人ということで、改めて多くの方に回答して頂けて嬉しいです。ありがとうございます!

点数については、「いくつかのアーケード音楽ゲームをかじっている人」が60~70点程度になるように想定して作成したのですが、平均点はそれより少し高い位になりましたね。

稼働中のほとんどの音楽ゲームを問題に取り入れているので、単機種しか遊んでいない方には難しかったかと思います。

満点が二人も出るとは思っていませんでした... 何問か難しめの問題を混ぜていたのですが、よく正答してくれました!

 

では、ここから問題の解説に移ります。

以下、上記テストの内容が含まれます。テストを受けてから読んだ方が楽しめるかもしれません!

 

 

・解答、解説

初めに、問題の構成は以下のようになっています。

第一問 筐体やゲームの仕様に関する問題

第二問 バージョンに関する問題

第三問 オプションに関する問題

第四問 楽曲に関する問題

第五問 大会に関する問題

第六問 キャラクターに関する問題

アーケード音楽ゲームに関する様々な要素を広く出題できるように、問題の構成を考えました。ニッチすぎる問題は出したくなかったので、譜面に関する問題は出題していません。

 

 

 

正解:④ 正答率:100%

筐体上のボタン配置に関する問題です。「beatmania IIDXは1pと2pでボタン・ターンテーブルの配置が異なる」ということを知っているかがポイントです。IIDXを遊んだことがなくても正解できるかもしれませんね?

 

正解:③ 正答率:100%

こちらも筐体上のボタン配置に関する問題です。ポップンミュージックはボタン配置が少々特殊で、初心者にはとっつきづらそうなイメージがあったので問題にしてみました。

ちなみに、①は「ハロー!ポップンミュージック」、②は「オンゲキ」、④は「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~」のボタン配置を模したものにしています。

 

正解:③ 正答率:93.5%

ノートの名称に関する問題です。機種によって名称が違ったりしていて面白いですね。

①ムーヴは「シンクロニカ」、②ホールドは「maimai」、④フリーズアローは「DanceDanceRevolution」などで使用されています。

 

正解:②

正答率:90.3%

チャージノートの仕様に関する問題です。ノートの終端にも判定があるというのは、IIDXを遊んでいれば嫌でも知ることになる仕様ですね。

ちなみに、①は「MÚSECA」の長押しノートの仕様です。かなり特異な仕様ではあるのですが、あまり知られていません。

 

正解:④ 正答率:83.9%

難易度の名称も機種によってまちまちなので、それを活かした問題にしてみました。クロノサークルを知らなかったとしても、消去法で解けるようになっています。

 

正解:① 正答率:74.2%

太鼓の達人の「裏譜面」に関する問題です。裏譜面の初出が太鼓の達人11であることを知っている人はほぼいないと思うので、消去法で解くことを想定した問題となっています。

ちなみに②「必ず、同曲のおによりも難易度を表す★の数が多い。」については、「恋」や「Calamity Fortune」など数十曲が例外となっています。

 

正解:② 正答率:74.2%

ここからバージョンの稼働順に関する問題が続きます。

問題にあるDDRの各バージョンの稼働順は、古いものからA→A20→(A20 PLUS)→A3 の順となっています。A20は20周年に合わせて、A3は「A」シリーズ3作目に合わせて付けられたタイトルであり、名前に反してA20が最新作というわけではない、というひっかけ問題になっています。

 

正解:③ 正答率:87.1%

チュウニズムの各バージョンの稼働順としては、古いものからAMAZON→(AMAZONPLUS)→CRYSTAL→(CRYSTALPLUS)→PARADISE の順となっています。チュウニズムのプレイヤーが多いからか、バージョン問題の中では最も正答率が高かったです。

 

正解:② 正答率:38.7%(難問!)

太鼓の達人の各バージョンの稼働順としては、レッドイエローブルー の順となっています。ブルーVerでも稼働開始が比較的昔(2018年3月)ということもあってか、正答率はかなり低くなりました。

 

正解:④ 正答率:90.3%

チュウニズムデュエルのみ、CHUNITHM AMAZONの時点で登場しています。チュウニズムデュエルは、クレジットの最後にキャラクターと対戦するアレのことです。毎クレジット出てくるのでチュウニズムを遊んでいる人からすれば馴染み深いかと思います。

 

正解:④ 正答率:96.8%

演奏オプションに関する問題です。誤答の選択肢は全てポップンミュージックのオジャマやオプションからとってきました(①はファット判定ライン、②はパニック、③はバラバラポップ君)。

 

正解:② 正答率:64.5%

GITADORA Drummaniaのレーン配置に関する問題です。オプションでフットペダルのレーンの位置を変更できるのですが、初期設定がどれだったか覚えている人は意外と少ないかもしれませんね。

 

正解:① 正答率:83.9%

ノスタルジアはオプションでレーンの軌道を変更でき、①のように山なりに進む軌道が初期設定となっています。トッププレイヤーの中には②の設定とかにしている人もいるようです。

 

正解:④ 正答率:35.5%(難問!)

先ほどのレーン軌道の名称を答える問題なのですが、流石にニッチすぎましたね...

一応オプション画面で名称を確認することはできるのですが、オプション画面を見る機会は少ないので難しすぎたかもしれません。

 

正解:② 正答率:83.9%

ここから楽曲に関する問題に入ります。

ポップンミュージックの超人気楽曲「凛として咲く花の如く」に関する問題です。ポップンのジャンル名を見たことがない人も多いと思いますが、曲を知っていれば「ロック」か「メタル」かは判断できると思います。

BEMANIシリーズに多数収録されているほか、実はチュウニズムにも収録されています。太鼓の達人にもいつか入ってほしい...

 

正解:① 正答率:61.3%

初代オンゲキのテーマソング「STARTLINER」に関する問題です。歌唱はASTERISMの3人が担当しており、テーマソングなのでもちろん他機種にも収録されています。

オンゲキを遊んだことがない人は「STARTLINER」がテーマソングだと知らないと思うので、問題文に書き加えておいた方が良かったですね。

 

正解:⑤ 正答率:58.1%

DDRの高難易度曲はアーティスト名も特徴的なものが多いので、それを結びつける問題となっています。

曲名とアーティスト名がリンクしているものが多い(PARANOiA RevolutionはBPM180-360なのでCLIMAX of MAXX 360、など)ので、そこから推測することもできます。

 

正解:③ 正答率:64.5%

ひまわり*パンチ曲に関する問題です。③のビター・エスケープのみバンめし♪の曲となっています。

「ひまわり*パンチ」も「バンめし♪」も共にGITADORAを中心に楽曲が収録されています。個人的に好きな曲を置いていきますね...

youtu.be

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正解:② 正答率:61.3%

jubeatの最難関楽曲でないものを当てる問題です。

作問時点でLv10.9の譜面が含まれる楽曲は「1116」「XENOViA」「RAISE YOUR HEADS UP」の3曲のみです。あとjubeat Ave.で追加された「Crackpot Evangelist」のEXT譜面もLv10.9らしいですね。

 

正解:② 正答率:54.8%

ナイト・オブ・ナイツは音ゲー機種(というよりは収録された企業)によってジャケットが異なります。Aのジャケットはタイトーバンダイナムコ、BのジャケットはSEGA、CのジャケットはKONAMI音ゲーでのジャケットとなっています。

ちなみにSwitch版グルーヴコースターではAとはまた違ったジャケットとなっています。種類が多すぎる...

 

正解:③ 正答率:67.7%

前問題と同様、おねがいダーリンも音ゲー機種によってジャケットが異なります。Aのジャケットはタイトー系列、BのジャケットはKONAMI系列、Cのジャケットはオンゲキでのジャケットとなっています。

ちなみにSEGA機種の中でもジャケットが異なり、maimaiやチュウニズムではまた違ったジャケットが使用されています。機種によって原曲かカバー版かが異なる、珍しい楽曲となっています。

 

正解:⑥ 正答率:77.4%

今年2月に開催されたKoP3rdに関する問題です。決勝大会を見ていれば解ける時事問題となっています。

 

正解:① 正答率:58.1%

こちらは10thKACに関する問題です。時事問題としては少し古い(2020年末に収録)からか、正答率は低くなりました。

 

正解:② 正答率:77.4%

KACのSDVX決勝では、コンテスト最優秀楽曲が課題曲となっています。「XHRONOXAPSULΞ」と「Mixxion」は10thKACで、「ΣmbryØ」と「*Feels Seasickness...*」は8thKACで公開されました。

 

正解:① 正答率:61.3%

天下一音ゲ祭は開催回によって参加機種が異なっており、どの機種がどの回に参加していたかを当てる問題となっています。

第一回大会に参加していたのが太鼓の達人、グルーヴコースター、maimai、jubeatの4機種であることと、jubeatは第一回大会にしか参加していないことを知っていれば絞り込むことができます。

この問題は今回のテストの中で一番難しい問題と想定していましたが、正答率はそこそこでしたね。

 

正解:③ 正答率:87.1%

 

正解:② 正答率:80.6%

公式HPにあるセリフからキャラクターを当てる問題です。キャラクターの雰囲気を知っていれば選べるかと思います。

 

正解:① 正答率:77.4%

WACCAは新作ごとに新キャラクターが登場しており、どのバージョンでどのキャラクターが登場したかを当てる問題となっています。キャラクターの見た目は知っているが名前は知らない、という人は多いのではないでしょうか。

 

正解:⑤ 正答率:48.4%(難問!)

グルーヴコースターのキャラクターの登場バージョンを当てる問題です。

普通くらいの難易度の問題だと想定していましたが、思っていたより正答率が低かったです。グルコスのキャラクターの認知度はけっこう低いのかもしれませんね...

 

・おわりに

音ゲー共通テスト2022の解答解説は以上となります!

私はこういったテストを作るのは初めてだったのですが、色んな音ゲーの要素を取り入れた良い問題が作れたんじゃないかな~と思っています。それと同時に良問を作る難しさも実感できました。

気が向いたら来年もこのようなテストを作成しますので、その時はぜひ回答してくださいね!